学校暴力とは、学校の内外で学生たちを対象に発生した傷害、暴行、監禁、脅迫、略 取、誘引、名誉毀損、侮辱、恐喝、強要・強制的なお使いや性的暴力、イジメ、サイバ ーイジメ、情報通信網を利用した淫乱、暴力情報などにより身体的・精神的または財産 上の被 害をもたらす行為を表す。たとえ「ちょっとしたイジメ」や学生が「ただのいた ずら」と主張する行為でも、校内暴力になることがある。

• 服や靴、メガネなどをよく失くしたり、壊す。
• 体で傷やあざをよく見つける。聞いてみると転んだだけだとか、運動中に怪我をした と答える。
• 教科書やカバン、ノートなどに落書きがたくさん書かれている。
• 小遣いが足りないといったり、何も言わずに家からお金を持って行く。
• 突然座り込んだり、自分の部屋に閉じこもって出てこない。
• 食欲がないと言って、普段好きだった料理を食べない。または、学校から帰ってきて お腹がすいたと言って暴食をする。
• 体調が悪いと訴え、学校に行くのを嫌う。
• 友達からかかってくる電話さえも嫌う。
• 急に引っ越そうと言ったり、転校させてほしいと言う。
• 急に成績が落ちる。
• 寝るとき冷や汗をかき、寝言やうめき声を出す。
• 普段より頻繁に怒ったり、泣いたりする。

担任の先生にすぐに相談を要請し、被害状況を説明する。もしも、それが難しいのであ れば ☎117学校暴力通報センター(局番なしで117)に電話して助けを求めても良い。117 通報センターは24時間、年中無休で運営している。

学校

• 学校暴力対策自治委員会

  まず、子どもが暴力を振るわれた事実を学校の担任の先生に知らせる必要がある。担 任の先生 は学校暴力の専担機構に通報し、学校暴力専担機構では調査後、学校長に報 告して、学校暴力対策自治委員会を開催して審議し処理する。また、被害生徒の保護 者が直接学校暴力対策自治委員会の招集を要請することもできる。 学校暴力対策自治 委員会は校内暴力の予防及び対策審議、被害生徒の保護及び加害生徒に対する措置の 審議、被害生徒と加害生徒間の紛争の調整などを担当する。

• Weeクラス(学校相談室)

  関係の未熟さ、校内暴力、非行などさまざまな理由で学校に適応できず困難を感じて いる生徒のために各校内に設けられた第1次相談機関。困難を感じている生徒は学校適 応のための相談サービスを受けることができる。

教育庁

• Weeセンター(学生相談支援センター)

  Weeセンターとは、各学校で指導・改善が難しい生徒のために教育支援庁レベルで設 置された第2次相談機関であり、より専門的な診断-相談-治療サービスをone-stopで受 けることができる。

• Weeスクール

  学業中断者や深刻な危機状況で長期的な治癒・教育が必要な高危機群学生のために • 道教育庁レベルで設置されている第3次相談機関であり、寮型の対案教育プログラムな ど、様々な委託教育サービスを受けることができる

社会団体、企業

• 学校暴力SOS支援団

  青少年暴力予防財団が運営する校内暴力SOS支援団は、校内暴力の被害生徒と加害生徒及び家族、学校を対象に校内暴力の予防及び問題解決、回復のための多様なプログラムを提供する。全国校内暴力相談電話1588-9128(救援の腕、青少年暴力予防財団)、ウェブサイト(www.jikim.net)で相談することができる。

  • 校内暴力統合支援センター：被害生徒と加害生徒を対象に心理、医療、法律、奨学な ど多方面の統合サービスを支援。校内暴力関連の専門機関との連携支援など。
  • 校内暴力専門相談治療センター：被害生徒と加害生徒及びその家族を対象に心理相談 ・治療、面接相談、グループ相談、ネット相談、訪問相談、キャンプ、教育など。
  • 校内暴力の和解・紛争・葛藤調整センター：被害生徒と加害生徒、家族、学校を対 象に関係回復及び葛藤解消のための和解・紛争調整プログラム、葛藤管理・アドバ イス、コンサルティング、法律相談など。
• ヘルプコール青少年電話

  ☎1388に電話すれば、被害者と両親は校内暴力に関する法律的な情報と治癒のための相 談を受けることができる。相談所では校内暴力予防のための教育プログラムと暴力再発 防止のための加害学生プログラムを運営している。

• サンダミ・セム

  サンダミ･セムはKB国民銀行、kakao、教育部、オープン医師会が協力して学校暴力に関する相談と治療費を支援している。「カカオトーク」で「サンダミ･セム」を検索してカカともに追加してからメッセージを送ると、専門の相談員と相談できる(相談可能時間: 平日 10:00～24:00、週末/祝日を除く)。相談によって学校暴力の被害･加害生徒及びハイリスク群の生徒であると判断された場合、審査を行って80万ウォンの心理治療費の支援を受けることができる。

校内暴力による被害者の申告方法

局番なしで☎117(校内暴力申告相談センター)に電話(携帯電話では地域番号＋117)すると、1年中24時間いつでも緊急救助、保護、相談を受けることができる。また、校内暴力予防サイトのドランドラン(www.dorandoran.go.kr)でオンライン匿名申告と相談ができ、#0117(文字メール相談)、117CHATのアプリなどからも申告できる。その他、校内の申告箱や各校の担当警察官を通じても申告することができる。

『Wee』は“We(私たち)＋education(教育)“We(私たち)＋emotion (感性)”のイニシャル

• 学習不振、対人関係未熟、校内 暴力、メディア中毒、非行など による学校不適応学生および危 機学生
  • 単位学校に設置
  • 学校不適応学生の早期発見・予防および学校 適応力向上指導

• 単位学校で善導および治癒が困 難で学校で依頼した危機学生お よび相談希望学生
  • 地域教育庁のレベルで設置
  • 専門家の持続的な管理が必要な学生のため の診断-相談-治癒カスタマイズサービス

• 深刻な危機状況で長期的な治 癒・教育が必要な学生, 学校やWeeセンターで依頼した 学生または学業中断者
  • 市・道教育庁のレベルで設置
  • 長期的に治癒が必要な高危機群学生のため の委託教育サービス